総主事挨拶

2020年度横浜YMCA基本聖句

「励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和を保ちなさい。」
(コリントの信徒への手紙Ⅱ 13章11節)

横浜YMCAは、1884年に創立以来、いつの時代にあってもイエス・キリストの生き方に基づき、社会の要請を敏感に感じ、小さくされている人に寄り添うだけでなく、実際の行動を進めてきました。170年以上も前にイギリス・ロンドンでYMCAを創立したジョージ・ウイリアムズが「我々は、いかに少なくではなく、いかに多くの人のために奉仕することができるか」としたように、YMCAが目指す社会課題の解決は、少数でなく多数の人を支援することが必要であると考えています。そのことは、これまでの歴史をつなぎ、150年、200年とYMCAが持続可能な組織として存在していくために必要なことであると思います。今YMCAに参加している子どもたちの中には22世紀を生きる子もいるでしょう。その子たちの未来のためにYMCAは、より社会へ展開していきたいと考えます。

横浜YMCAは、未来へと希望をつないでいくために、全国のYMCAとともに掲げた新ブランドスローガンの「みつかる。つながる。よくなっていく。」という体験を一人でも多くの人に届けていきます。一人ひとりの良くなることが関わる人の喜びとなり、つながりを深め、身近な人の痛みや、社会・世界の課題を他人事から自分事に変える力となって、出会った人を笑顔に変え、喜びが連鎖する「ポジティブネット」のある社会を目指します。また、YMCAが主要課題としてきた人権や平和、そして環境への取り組みを世界の仲間と連帯して実現していくよう「誰も取り残さない」と提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の運動に連なって活動を進めていきます。そして、創立137年目を迎える2020年度も将来の夢や希望を描ける社会を目指し、持続可能な働きを発展的に展開していきます。

横浜YMCA総主事
佐竹 博

VISION2020では次の三つの基本方針のもとに各事業、各館の中期計画を策定し、2016年度から2020年度に向けた5カ年計画を推進しています。

Ⅰ.【次世代を担う子どもたち、青少年のために-FOR YOUTH DEVELOPMENT-】

私たちは、人口減少社会にあっても、幼い時代から家庭や地域での豊かな人間関係が育まれ、自己肯定感の豊かな子ども達や若者を育むことが社会の基盤となると考え、次世代を担う青少年の育成の働きを強めていきます。

Ⅱ.【 すべての人々の健康的な生活を育むために-FOR HEALTHY LIVING-】

高齢化社会になり、さらに単身世帯が増えていきますが、幼いころから高齢者までの生涯にわたっての健康づくりと人々のとのつながりを構築する生活をめざしたヘルシーリビングの働きを強めていきます。

Ⅲ【人と人、人と地域がつながるために-FOR SOCIAL RESPONSIBILITY-】

平和な世界が、安定、安心した社会を生みます。共に生きる地域社会を目指し社会の課題に応え、地球市民を育成し世界の人々をつなぎ、平和を生み出すよう世界を見つめ地域に生きる豊かな地域社会を育む働きを強めていきます。

【持続可能な社会へ向けて】

横浜YMCAでは、再生可能なエネルギーを使用した電力への変換を進めています。これまでに15の拠点において変換が完了しています。(2020年4月現在)

この取り組みは「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「つくる責任つかう責任」「気候変動に具体的な対策を」を目指しています。横浜YMCAでは、すべての事業活動を通して、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に取り組んでいます。

※SDGsについては、こちらのページをご覧ください。