「デジタルとの上手なつきあい方」

プロジェクトを紹介するデジタルマンガを公開しています

横浜YMCAのオルタナティブ事業(発達・教育支援プログラム)では、スポーツ庁の「Sport in Life 推進プロジェクト スポーツ人口拡大に向けた取組モデル創出事業」に取り組みました。実施にあたっては、神奈川県立保健福祉大学笹田哲氏独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター三原聡子氏の協力のもと、次の取り組みを展開しました。参加者の目線で子どもたちにも読みやすいよう「デジタルマンガ」を作成いたしました。

デジタル依存をテーマに 「デジタルとの上手なつきあいプロジェクト」

「ゲーム・スマホ依存傾向にある小中高生を対象とした運動・スポーツの意欲向上と生活時間の変化の実証実験」をテーマに、社会課題であるデジタル依存をテーマに各分野の専門家と横浜YMCAの協働研究を行いました。プロジェクトは2023年10月と11月に「デジタルとの上手なつきあいプロジェクト」として横浜北YMCAと湘南とつかYMCAの2会場にてメンテナンス体操指導、やってみたいと思える運動機会、依存症に関する勉強会・グループでの話し合いなどを行い、5日間2期にて計延べ78人が参加しました。

心と体の専門家、依存症の専門家、子どもの専門家が協力

オンライン公開セミナーでは、2023年2月に「ゲーム・スマホ・インターネット 夢中になる子どもたち、心配な大人たち ライフステージに合わせた関わり方のコツ」(三原聡子先生) やオンデマンド「思春期の子どもの体・指先を高めるメンテナンス体操(体操の目的と指導ポイント)」「家庭でできる!体・指先を高めるプログラム」が行われ、心と体の専門家、依存症の専門家、子どもの専門家が協力し、子どもたちが自分たちで考え、また、大人や保護者が関わり方を考える機会となりました。このプロジェクトの内容は、参加者の目線で子どもたちにも読みやすいよう「デジタルマンガ」も作成されました。

みんなで考える依存症予防~はじめようリアル体験

文部科学省の「体験活動等を通した青少年自立支援プロジェクト」「依存症予防教育推進事業」を受託し、笹田氏、三原氏とともに、森昭憲氏(富山県リハビリテーション病院・子ども支援センター)にも協力いただき、啓発活動や予防プログラムに取り組みました。また、久里浜医療センターから依頼を受け、4泊5日の治療キャンプを三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジにて実施し、スタッフ2名を派遣しました。依存症の子どもたちの抱える苦しさの現実を目の当たりにし、認知行動療法による治療の実際を学びました。冬には「デジタルと上手につきあう(依存症予防)キャンプ」を実施、「DJTプロジェクト~はじめようリアル体験」のセミナー(当日43名・アーカイブ294名)、ファミリーキャンプ(18家族54名)、「みんなで考える依存症予防」には、小学生・中高生・教育関係・保護者を対象に実施(計4回延べ109名参加)しました。
*DJT=デジタルと上手につきあう

デジタルとの上手なつきあいプロジェクト


5日間のデイプログラムに参加した子どもの目線で作成し、プロジェクトの内容を表現しています。
※2022年度スポーツ庁「Sport in Life推進プロジェクト」を利用

DJTプロジェクト~はじめようリアル体験


1日の研修会と家族でファミリーデイキャンプに参加した保護者の目線で作成し、プロジェクトの内容を表現しています。
※2023年度文科省「依存症予防教育推進事業」を利用して作成