横浜市こどもの意見表明支援員(アドボケイト)養成研修のご案内

2026年9月5日・9月26日・10月24日(全3回)

横浜市こどもの意見表明支援事業において、児童養護施設や里親家庭等を訪問して、社会的養護が必要なこどもたちの話を聞き取り、必要に応じて代弁することにより、こどもの意見表明を支援し権利擁護を行う「意見表明支援員(アドボケイト)」の養成研修を9月~10月にかけて実施いたします。2026年度後期より意見表明支援員として活動ができる方を募集しております。

チラシはこちらから

 

 

 

日時/場所

2026年9月5日(土)  午後1時~5時 オンライン

2026年9月26日(土) 午後1時~4時15分 横浜中央YMCA501教室

2026年10月24日(土) 午後1時~4時 横浜中央YMCA501教室

 

申込み

参加申込フォームはこちら

8月31日(月)までに参加申込フォームからお申し込みください。

 

主催

公益財団法人横浜YMCA(横浜市こどもの意見表明支援事業事務局)

 

対象

児童に関する事業に関わったことのある方
※児童相談所等の行政機関や施設・里親等の関係機関との間に利害関係がある方は受講ができません。
※次の欠格事項に該当していないこと。
ア 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者
イ 児童福祉法、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律その他国民の福祉に関する法律の規定により罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者
ウ 児童虐待の防止等に関する法律第2条に規定する児童虐待又は被措置児童等虐待を行った者その他児童の福祉に関し著しく不適当な行為をした者

 

参加費

無料

お申し込みQRコード

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事業紹介動画(YouTubeにて公開中)

①アドボケイト紹介動画 Part 1「きみの味方はここにいる」 

研修スケジュール

【1日目】

人権・こどもの権利の理解
アドボカシーに関する制度
  ①子どもの権利条約の目的・内容
②関連法案の目的・内容
     
アドボカシーの意義・目的   ①アドボカシーの基礎・理念・6原則
②独立・専門・訪問アドボカシーの枠組み・特徴
③意見表明支援員の役割 等
     
アドボカシーの実際   横浜市の社会的養護と施設におけるアドボカシーの現状
〇横浜市における施設・里親の種類と特性
〇施設側から見たアドボカシーについて(施設、里親で生活している児童)
     
社会的養護当事者からみるアドボカシーと技術

こどもの多様性への理解

  ①こどもの発達への理解
②こどもの多様性(ジェンダー、LGBTQ、外国にルーツをもつ、障害等)への理解
③様々な生きづらさ等への理解

 

【2日目】

一時保護所の概要と意見表明支援   ・一時保護所とは
・どのようなこどもが入所しているのか
・入所しているこどもの心情
・一時保護所における意見表明支援の取組み
・ 意見表明の実際
     
保護所アドボケイトの視点から   ・一時保護所におけるアドボケイトの現状
・一時保護中の子どもの環境への理解
・専門的な領域の質問や相談があった場合
   
意見表明支援に必要な態度・技術
ロールプレイ
  ①意見表明支援に必要な態度・技術等について
②対応方法に関する説明、ロールプレイ《主に里親さんへの説明対応、ヒアリング後の報告書の記載方法など》

 

【3日目】

ロールプレイ ①意見表明支援における必要な態度・技術について
②ロールプレイ
・コミュニケーションの傾聴の話(パーソナルスペースなどを含む)
・予期しないことが起きた時を想定したワークや文脈をくみ取った会話手法の話(お子さんの思いや背景などを考えることの大切さを学ぶ)
・アドボカシーの6つのプロセスの話(参加者同士で話し合いながら意見表明プロセスなどを学ぶ)
・リフレクション(相手に自身の考えをあてはめていないかの傾向を知る)

 

※内容や担当など、変更する場合がございます。

 

横浜市こどもの意見表明支援事業について

横浜市では、児童養護施設等に入所、委託されたこどもの意見を汲み取り代弁する仕組みを構築し、こどもの最善の利益の追求と実現を図ることを目的として2024年9月より「こどもの意見表明支援事業」をスタートさせました。横浜YMCAが事務局を担っています。

1989年に採択された「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」は、子どもの権利を普遍的な人権として位置づけ、子ども自身が権利を行使する主体であることを明確に示しており、本条約では、「差別の禁止」「生命・生存および発達に対する権利」「児童の意見の尊重」「児童の最善の利益」の4つの原則が示されています。
日本においても、この条約の理念を踏まえ、2023年に「こども基本法」が施行されました。同法は、子どもを権利行使の主体とし、その権利を保障する総合的な法律として策定されたものです。
すべての子どもが自身の権利を行使できるようにするためには、子どもが発する声に耳を傾けることが重要です。
また、環境や年齢、発達段階によって意見を表明しにくい子どももいるため、「声なき声」をすくい上げる仕組みが求められています。そのため、意見表明等支援員(子どもアドボケイト)の存在や、子どもが意見を表明しやすい環境の整備が不可欠となります。
子どもの意見表明は、施設職員や里親などとの適切な関わりの中で行われることが望ましいですが、言いにくいことを抱えている場合には、意見表明支援員によるサポートが重要となります。これにより、子どもは自身に適した方法で意見を表明できる環境を選択でき、権利の行使がより確実なものとなります。
また、子どもが意見を表明しやすくするためには、支援員との信頼関係の構築に加え、プライバシーが確保された環境の整備が必要です。さらに、子どもが自らの選択によって最善の利益へとつながる決定ができるよう、必要な情報や助言を適切に提供することも求められています。
横浜市におけるこどもの意見表明支援事業においては、私たち大人は、子どもの「ために」ではなく、子どもと「ともに」という視点を大切にしながら、子どもの権利擁護を推進しています。