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【プレスリリース】第27回AIDS文化フォーラム in 横浜 <リアルにふれる>をテーマに8月7日(金)から9日(日)にオンライン開催
2020年7月29日
プレスリリース
報道機関各位
第27回AIDS文化フォーラム in 横浜
<リアルにふれる>をテーマに
8月7日(金)から9日(日)にオンライン開催
PDF資料は以下よりダウンロードください
報道資料 第27回AIDS文化フォーラム in 横浜
国内におけるエイズ患者とHIV感染者数のうち、2018年に新たに判明したHIV感染者の報告数は940件、新規エイズ患者は377件で、合わせた新規報告数は1,317件となりました。2018年度末の累積報告件数は、HIV感染者20,836件、エイズ患者9,313件で、計30,149件となりました。年齢別では、HIV感染者は25歳から29歳が最も多く、エイズ患者では、45歳から49歳に多くみられます。全国的にみても神奈川県の割合は高く、HIV感染者は、東京都、大阪府、愛知県に、エイズ患者は、東京都、大阪府、福岡県に次いで4番目に多くなっています。(添付資料参照)
こうした状況の中、市民の立場からエイズについて幅広い視点から考える「AIDS文化フォーラム in 横浜」(同組織委員会主催、神奈川県共催、横浜市健康福祉局、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市、横浜商工会議所、神奈川県教育委員会、公益財団法人エイズ予防財団後援、横浜YMCA事務局)は、第27回目を迎え、8月7日(金)から9日(日)の3日間において、コロナウイルス禍にあるため、オンライン(Zoomウェビナー)にて開催することになりました。
このフォーラムは、1994年に横浜で第10回国際エイズ会議が開かれたのをきっかけに、「市民に開かれた会議を市民の手で」を基本コンセプトとして、横浜商工会議所、青年会議所、横浜YWCA、横浜YMCAなどの民間団体による組織委員会が主催者となり、第1回フォーラムを神奈川県の共催、横浜市などの後援により開催しました。以降、毎年8月に開催しています。
昨年の第26回のフォーラムには、高校生や大学生、学校教師、医療関係者など延べ4,347人が全国から参加し「<話す>と<リアル>に!!」をテーマに、当時者と話すことが大切であるという実体験を語り合いました。
毎年、エイズにおける教育や予防、治療や支援の現場、感染者や患者の当事者など幅広い領域からの情報を得ることのできる貴重な機会として、全国から多くの教育関係者、医療関係者、市民活動ボランティアなどが参加しています。
▼<リアルにふれる> 一人ひとり大切なことを探してみよう!
エイズ(後天性免疫不全症候群 Acquired Immune Deficiency Syndrome; AIDS)は、1981年に世界で初めての症例が報告され、わずか10年程度で感染者は世界中に100万人にまで広がりました。薬剤の研究開発が進み、先進国ではHIVに感染してもエイズの発症を抑えることができるようになり、感染者・患者を取り巻く環境も変化してきました。一方で、感染者が減少しない状況やHIVを抱えて生きるための環境整備など、新たな課題が出ています。
第27回目を迎えた今年のフォーラムでは、<リアルふれる> 一人ひとり大切なことを探してみよう!というテーマを掲げています。
誰でも、「病気になりたくない」「つらい思いをしたくない」「命を落としたくない」などさまざまな思いがあります。どのような状況にあっても「たいせつなことに気付くことができれば、今を、明日を生き続けることができるのではないかと、共に「大切なこと」を考えていく機会としています。
▼今年は全国とオンラインでつながる
新型コロナウイルス禍にあり、同組織委員会では開催の方法についての検討がなされ、オンライン開催にチャレンジすることになりました。参加希望者には、AIDS文化フォーラムin横浜のホームページ・オンラインフォームにてオンライン登録の受付を8月3日まで行っています。オンライン(Zoomウェビナー、Zoomミーティング)での参加となります。プログラムによっては、YouTubeを利用しての視聴も行います。
▼オープニングでは、感染症に振り回される日本を共に考える
8月7日(金)10時からのオープニングトークセッションでは、「相変わらず感染症に振り回される日本」~「いいエイズ、悪いエイズ」に学べず「いいコロナ、悪いコロナ」に!?!~をテーマとして共に考える機会とします。情報がなかなか入手できなかった時代と同じく、情報がふんだんに入手できる時代でも偏見や誤解、差別が横行するのはなぜ?「正しい知識」が得られない背景を考えます。加藤力也(HIV陽性当事者)、宮田一雄(元記者)、宮崎豊久(ネットスター株式会社)、岩室紳也(運営委員)がそれぞれの立場から考えていきます。
▼トークセッション 「宗教とAIDS」看取りを考える
8月8日(土)16時30分からは、「宗教とAIDS 看取りを考える」~あらためて一人ひとりの生老病死とは~をテーマに、HIV/AIDSでは、同性婚が認められないがために、新型コロナウイルスでは、感染リスクを理由に看取りがかなわない人たちが続出しています。平良愛香(牧師)、安食真城(僧侶)、山田圭吾(カトリック信徒)、古川潤哉(僧侶)、岩室紳也(運営委員)がそれぞれの立場や経験から看取りについて宗教やAIDSの視点から共に考えます。
▼講演会 水谷修さんに聞く、若者たちの今
『夜回り先生』の著者として知られる水谷修氏は、このフォーラムで毎年、若者たちをとりまく実態と若者たちの意識について講演を続けています。毎年、若者がもっと聞きたかったと好評の講座となっています。8月9日(日)13時30分からは、「水谷修さんに聞く、若者たちの今」をテーマに講演会が開催されます。新型コロナウイルスにより学校という居場所を長期にわたり失った全国の若者から寄せられた声を伺います。
▼Webで17講座、活動紹介7団体が参加
フォーラムでは、オンラインで17の講座が行われます。「感染症と差別と偏見」や、「AIDS文化フォーラムを語ろうよ」、「小学校保護者への性教育講演を通して考えていること」など、エイズを通して、差別や偏見、性教育などについてリアルにふれて、共に考える機会とします。活動紹介団体は、7団体あり、横浜AIDS市民活動センター(横浜YMCA運営受託)や、YMCA ACT、かながわ外国人すまいサポートセンターなどが参加し紹介を行います。
▼京都、陸前高田、佐賀、名古屋に広がったAIDS文化フォーラム
1994年に横浜ではじまった市民によるAIDS文化フォーラムは、2011年より「AIDS文化フォーラムin京都」、2013年から「AIDS文化フォーラムin陸前高田」、2016年から「AIDS文化フォーラムin佐賀」、2017年から「AIDS文化フォーラムin名古屋」として毎年開催されています。横浜ではじまったAIDS文化フォーラムが全国に広がっています。
【第27回AIDS文化フォーラム in 横浜 開催概要】
テーマ 「リアルにふれる 一人ひとり大切なことを探してみよう!」
期 間 2020年8月7日(金)~9日(日)3日間
10時~17時30分 *最終日は16時まで
開催場所 オンライン(Zoom)
参 加 自由/無料
主 催 AIDS文化フォーラムin横浜組織委員会
組織委員長:横浜YMCA 総主事 佐竹 博
社会福祉法人 横浜いのちの電話
カトリック横浜教区
ワイズメンズクラブ国際協会東日本区湘南・沖縄部
公益財団法人 横浜YMCA
共 催 神奈川県
後 援 横浜市健康福祉局、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市、
横浜商工会議所、神奈川県教育委員会、公益財団法人エイズ予防財団
協賛 ヴィーブヘルスケア株式会社、ジェクス株式会社
助成金 公益財団法人エイズ予防財団(令和2年度エイズ予防財団助成事業)
事務局 公益財団法人 横浜YMCA
〒231-8458 横浜市中区常盤町1-7
Tel 045-662-3721 Fax 045-651-0169
E-mail abf@yokohamaymca.or
https://www.yokohamaymca.org/AIDS/
組織委員会
神奈川県内でエイズに関わる課題に取り組む、民間団体の代表者で構成され、「AIDS文化フォーラムin横浜」を主催し、その社会的な責任を負います。
この件の問い合わせ、取材のご依頼は
AIDS文化フォーラムin横浜事務局(横浜YMCA内)
担当:高村(たかむら)・白井(しらい) Tel 045-662-3721
【取材依頼】
横浜YMCA広報 池田 Tel045-662-3721
へお願いいたします。