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「人は友で研がれる」YMCAでともに学び、私が「わたし」になる
湘南とつかYMCA運営委員
堀野浩嗣さん
私が最初にYMCAと出会ったきっかけは、1995年1月17日の阪神淡路大震災でした。当時中学1年生だった私は神戸に住んでおり、神戸YMCAを通じて活動する多くの災害ボランティアの方々の姿を目にしました。手探りながらも懸命に尽力する人びとの姿は、今も私の中に強く印象に残っています。
その後、大学生時代には神戸YMCA余島キャンプのリーダーを務めました。チームで人に仕え、人を教え、導くことの本質を、理屈ではなく体験的に学んだことは私の原点となっています。横浜YMCAとの関わりは、13年前に私が横浜戸塚バプテスト教会へ赴任したことから始まりました。湘南とつかYMCAを会場に毎年開催される「とつか合同クリスマス」に参加したことをきっかけに、約10年前からは毎月1回、同会場にて「とつか聖書を学ぶ会」を主宰させていただいています。
この会には地域の方々やYMCAスタッフが10数名参加され、聖書の言葉をともに学び、語り合っています。特にノンクリスチャンの方々から発せられる思いがけない質問や感想には、私自身がハッとさせられる気づきが多く、普段の教会以上にエキサイティングで、毎月大きな楽しみとなっています。
日本においてキリスト教会は依然として敷居が高い場所だと思われがちですが、YMCAの働きは、信仰と地域社会をつなぐ大切な「架け橋」であると感じています。スポーツ、教育、福祉、地域活動といった具体的な営みを通じ、聖書の真理や神の愛、福音が、より分かりやすく社会に示されていくことを願ってやみません。
聖書の箴言27章17節に「鉄は鉄によって研がれ、人はその友によって研がれる」とあります。個人主義や孤独が深まる現代において、YMCAの活動を通じて「真に私がわたしとなる」ための出会いが与えられることを心から願っています。そのような発見に満ちた横浜YMCAの働きを祈りつつ、私自身も微力ながら今後も関わらせていただきたいと願っています。
(掲載:月刊YMCA News 2026年6月)