感謝を込めて木製手づくり募金箱 人と人との調和の大切さ伝えたい

維持会員
矢野 勝さん

私は定年を迎えた時、現役時代に取得しておいた資格・免許を活かせる仕事はないかとハローワークに相談しました。その時、温水プールのある会館管理の仕事を紹介されました。私は現役の時、ある食品会社の品質管理を担当し、その中には水処理に関わる水質分析もあり、その分野には多少自信がありましたので、早速応募しました。それがYMCAとの出会いです。
当時の横浜YMCAの総主事は、山根誠之さんでした。偶然ですが、山根さんとは蒔田教会の教友で、良く存じていました。ある時、山根さんから「矢野さんが北Yに居てくれたら安心です」との言葉をいただき、この期待を裏切るようなことは絶対しないと心に誓いました。初めて横浜北YMCAに出勤した時、プールの壁に聖書の中の象徴的な場面の絵が描かれているのを見て、さすがYMCAと感動したのです。今でもこの絵を見ると深い安らぎを覚えます。
私は以前から仕事への姿勢として、郷土の偉人である二宮金次郎(尊徳)翁を慕い、その遺訓である「至誠勤労」を心の糧としてきました。しかしYMCAに関わってからは、それだけではないことを感じました。YMCAには「横浜YMCAのキャラクター・ディベロプメント」として大切にしている価値があり、老若男女大勢の人たちの交わりの中で、心の在りようを大事にし、人と人との調和の大切さを求めているのではないかと思ったのです。
このように長年お世話になっている北YMCAに、何か記念になる品物を贈りたいと考え、募金箱2個を自宅で数日かけて製作し、昨年のイースターに感謝の意を込めて贈呈しました。工夫した点は、多目的に使えるように表題を付け替えできるようにしたこと、もう一つは皆さんに訴えるマークを付けようと考え、YMCAのロゴが浮かびました。次に募金という行いの基は心だと考え、ハートマークにしました。この2つの募金箱の存在が横浜中央YMCAに知られ、9月に行われたYMCAフェスタ用としての製作依頼が届きました。素人の手作りですが、心を込めて作りました。北YMCAとほぼ同じ仕様と工法です。皆さまのお役に立ち、かわいがっていただけたら製作担当として本望と思います。

(掲載:月刊YMCA News 2023年12月)