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業務で味わえないYMCA活動の機会を通し成長を実感
横浜YMCA賛助会 幹事会議長
西掘 隆之さん
子どもの頃の私にとってYMCAとは、プールやサッカーを習うところでした。そこから時が経ち、社会人になった私は、社会貢献活動の一環として参画している横浜YMCA賛助会活動の担当となりYMCAと再会しました。以降そこから、10年以上賛助会活動に関わらせていただいています。
賛助会活動は、主に児童養護施設の子どもたちを対象とし、施設の小学生たちの子供達と一緒に工場見学やボランティア活動に行きました。卒業と同時に施設を出なければならない高校生を対象とした「おかねの教室」や「模擬面接」(現在は専門学校生対象)を実施しています。今年の9月には、コロナの影響で中断またはWebでの実施となっていたチャリティーランのための異業種交流会も対面で復活させることができました。こうした多くの活動は、賛助会企業の皆様のご協力でなりたっています。参加当初、私にとって前任者から引き継いだ賛助会の活動は業務の一環、言い換えれば「負担」でした。しかしですが、今の私にとっては「機会」となり価値観は変わりました。地元企業の皆様と出会い、活動する。他業界について知る。そこには日々の業務では味わえない気づきがあり、人間としての成長ができたと実感しています。
8月には、賛助会活動で知った富士山YMCAへ初めて家族で行くお邪魔することができました。以前お会いしたリーダーにお出迎えていただきうれ嬉しかったです。子どもたちも大満足でした。たくさんの自然を感じ、もう少し子どもが大きくなったらキャンプを趣味にしようかと考えています。これもYMCAがもたらしてくれた「機会」、です。
これからの社会は互いの存在や個性を認め合うことが大切です。企業・組織は没個性で成り立つ組織力ではなく、個性や特性を最大限生かす組織作りが求められます。では個人はどうか。個性を受け入れてくれる社会に依存するのではなく、自身の個性を生かし、伸ばしていくための、本当の意味での強い意思が必要になります。自分が普段いる場とは別のコミュニティーでの出会いはそんな個人を創るキッカケとなり得るはずです。YMCAにはその「最初の一歩」となること。さらに大きく広げたグローバルネットワークへつなげる役割を担い、希望のある豊かな社会を創ることを期待しています。
(掲載:月刊YMCA News 2023年11月)