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地球市民として祈りあるYMCAの活動を通し世界の青少年を応援したい
会員事業委員会委員長
横浜ワイズメンズクラブ
古賀 健一郎さん
教会の友人の紹介で入会した「横浜ワイズメンズクラブ」は、国際奉仕団体「Y’s Men」であり、Y(MCA)の人たち」の意味であり、YMCAのパートナーです。
「横浜YMCAのキャラクター・ディベロプメント」(この題名で検索参照)運動であるCaring(思いやり)、Honesty(誠実さ)、Responsibility(責任感)、Respect(尊敬心)のYMCAの4つの価値が、音楽と動画で紹介されています。子どもたちの優しい笑顔に感動と共感を覚え、YMCAへの関心がますます深まっていきました。
2018年には、多くの犠牲者を出した民主化運動「光州事件」のあった韓国の光州市を訪れる光州YMCA短期研修に参加しました。日韓の関係は、歴史認識などで摩擦がありますが、人と人との温かい交流を通し、横浜YMCAは約45年間かけて、地道に光州YMCAとの深い友情のきずなを築き上げてきました。短期研修を通しても「共に生きる」大切さを実感した貴重な学びとなりました。
さらに私は、横浜YMCAの会員事業委員に加え、日本語学科のチューターとして中国人の留学生と接しています。今夏は、横浜中央YMCAの外国につながる子どもたちのための学習教室「YMCAこどもにほんごクラブ」に参加し、ウクライナの小学生の夏休みの宿題の手助けとして漢字の読み書きをサポートしました。戦禍の母国から不安な気持ちで遠い日本に避難してきて一生懸命に生きる子どもたちがいます。別れ際に、彼は「ありがとう」と明るい笑顔で私にハイタッチしました。父親はウクライナにいるとのこと…。彼の手のぬくもりを感じながら、一日も早く家族と再会し、家族団らんの楽しい日々がくることを祈ります。
横浜YMCAの会合は祈りではじまり、その一つひとつの着実な働きから大きなきずなが生まれ、「共に生きる、公正で平和な地球社会」が創造されると確信します。私は今後も、マザー・テレサの言葉の通り、自分にとって「最良のものを、たとえそれが十分でなくても」困難を抱える青少年に分かち合っていきたいと思います。そして、未来ある世界の子どもたちの優しい笑顔をより多く見続けたいという思いとともに活動を続けていきます。
(掲載:月刊YMCA News 2023年10月)