子どもとともに自身も成長 より良い社会づくりにに貢献したい

厚木YMCAユースリーダー
(たけリーダー)
奉仕賞受賞(2023年5月受賞)
武久 善樹さん

私は、子どもたちに運動やスポーツの指導をしたいという思いから厚木YMCAの器械体操リーダーとして活動を始めました。当初は、先輩リーダーの指導を真似して取り組んでいました。子どもたちの「できた」「もっとやりたい」という喜ぶ顔や成長していく姿を目の当たりにし、私自身が子どもたちと関わる楽しさを知り、水泳や野外活動・キャンプなど活動の幅が広がりました。
子どもたちの成長の歩みは子どもの数だけパターンがあります。数多くあるパターンから「できた」を引き出す必要があります。そのため、パターンの見極めをするための気づきがリーダーには必要だと思います。また、私自身も子どもたちとともに学び、成長し続けていきたいと思っています。
私は、成長する上で大事なこととして「やりたいこと」「挑戦したいこと」を見つけることが第一歩であると思います。この気持ちを行動に移すことで、子どもやリーダー、スタッフの方たちとつながりを持つことができます。このつながりが生まれ、互いが成長することで、自分や周りもよくなっていくと考えています。さらに成長や目標を目指すことから「みつける」ことができます。自分自身だけではなく、他者とともに成長し、身の回りの環境だけではなく、社会全体が「よくなっていく」きっかけを創り出せると考えています。
昨秋に全国YMCAリーダー研修会に参加しました。100人以上の全国YMCAリーダーが、より良い社会を創るために私たちができることについて考えました。それぞれの個性を尊重し、生かされることなど多くの視点からの考えに触れることができ、これこそYMCAスローガン「みつかる。つながる。よくなっていく。」だと感じました。リーダーとしても、社会に生きるひとりとしても引き続き、取り組んでいこうというきっかけになりました。
今後は、ユースリーダー会の一員としてムーブメントを起こすための行動を仲間とともに起こし、新たな活動を行うきっかけを作っていきたいと考えています。多くの人に「みつかる。つながる。よくなっていく。」を実感してもらい、より良い社会づくりに貢献していきたいと考えています。

(掲載:月刊YMCA News 2023年9月)