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本当の自分に出会える キャンプの実践に取り組む
鎌倉YMCA運営委員
荒木創太郎さん
私がYMCAマナ保育園に入園してからリーダーをしている今まで、20年程お世話になっているYMCAに感謝いたします。私は、鎌倉YMCAにて学童クラブとキャンプのリーダーをしていました。私の学びと体験の中からキャンプを中心に振り返りたいと思います。
私には、YMCAのキャンプでの楽しい思い出や刺激的な経験に感動した記憶がたくさん残っています。子ども時代に参加した時の記憶やユースリーダーとして参加した時の記憶もです。この思い出が残っていることは、心から感動したからだと思います。キャンプらしく表現すると、持ってきたリュックの中にしまっている本当の自分が感動したからではないかと思っています。
キャンプに来る子どもたちの中には、本当の自分を見せづらい子どももいると思います。リーダーからは、そのような子どもたちと初めて会うと、静かな子だな、キャンプ嫌いなのかなと、感じてしまうこともあります。しかし、そういった子どもたちも、もしかしたらリュックの中にいる本当のその子は、違うんじゃないかな?と思うこともあります。そして私自身そうであったように、思い出や感動が記憶に残っていることは、リュックの中にいる本当のその子に触れたときなのではないかと思います。
そのため、キャンプを通して、より多く子どもたちと話をし、一緒にたくさん遊び、多様なプログラムをすることで、本当のその子を理解し、感動してもらうキャンプを行っていきたいと思いリーダー活動に取り組みました。私の中にキャンプの記憶が鮮明に残っていることは、子どもたちも本当の私を理解してくれて一緒にキャンプを楽しんでくれた、盛り上げてくれたからこそではないかと思います。この経験を通してポジティブネットの意味が少し分かったような気がしています。この経験を生かしながら日常生活においても、対話をしながら、互いを認め合い、高め合っていきたいと思います。
最後に、今回、鎌倉YMCAの運営委員に推薦をいただきました。ありがとうございます。運営委員として、鎌倉YMCAが、今後もより互いの個性を認め合い、高め合うことのできる、そのような場所となるよう尽力していきたいと思います。
(掲載:月刊YMCA News 2022年9月)