国や文化、習慣など多様な仲間と 共に学び視野が広がり成長できた

横浜YMCA学院専門学校 国際ビジネス科
CHAUHAN PRADEEP
チャウハン プラディープさん

私のYMCAとのつながりは、横浜YMCA学院専門学校の日本語科に入学したことです。2020年10月からでしたが、コロナ禍にあり来日は翌11月でした。

日本語はインドで既に学んでいました。日本語を学んだきっかけは、祖父が日本の自動車会社のエンジニアとして働いていて、日本語を学んだほうがいいと勧められ、日本語能力試験N2級を得していました。インドで通訳の仕事に就こうと考えていて、2社の日本の企業から内定をいただきました。日本語を学び続けていましたが、とても難しく、途中で学ぶことをあきらめようと思いました。しかし、あきらめてしまったら、これ以上の日本語力は望めないことに気付き、もっと勉強しようと決めました。そのような中で、アプリを用いて日本人と会話を練習する機会を得ました。2年程続けましたが、その練習の相手の方がインドに遊びに来ることになり、私はインドを代表してお迎えする気持ちで観光地を案内しました。

新しい環境で日本語を学びたい気持ちが大きくなり、また、アプリで知り合った方がいろいろと調べてくださり、学ぶ環境が良いと勧められた横浜YMCA学院専門学校の日本語学科に入学することになりました。

日本語学科では、さまざまな国の学生が集まり、学びを共にしています。国や文化、習慣、話す言葉が違っていても、互いに認め合い、尊重し合い、分かち合いながら過ごすことができました。そのような仲間とともに学ぶことで私の視野がとても広がりました。また、学校と同じ建物にある英語学校の子どもたちにオンラインでインドの話をする機会をいただき意義深い交流でした。卒業前のスピーチコンテストでは、皆の前でスピーチすることもできました。学校生活で信頼できる友人や先生に囲まれ、自分の成長を感じることができました。

2021年3月に日本学科の学びを終え卒業しましたが、さらに学びたいと思い、横浜YMCAのポジティブネット募金の支援により、同校の国際情報ビジネス科に進学できました。お支えに感謝いたします。現在は日本での就職を目指して日々学習に励んでいます。

(掲載:月刊YMCA News 2022年6月)