チャレンジ見守る富士山YMCA 私の一歩踏み出す勇気が与えられた

横浜YMCAポートフレンズ(ハンドベル指導者)
千葉 仁さん

私の祖父、父、兄は牧師でしたので、YMCAは幼少期の頃から耳にしていました。中学3年生の時にA・シュヴァイツァー演奏のレコードが家にあり、オルガンに惹かれるようになりました。兄が買ってくれたバッハの本で、バッハは言葉をシンボライズ(象徴)して作曲していることを知りました。牧師は言葉で語るけれども、私は音楽で語ろうと思い、オルガンを習い始め、音大に入学、卒業後、キリスト教系学校に赴き、音楽の授業と礼拝の奏楽を務め、音楽部とYMCAの顧問を担当しました。当時の校長の真木ふたば先生からハンドベル導入のご提案がありました。ベルは教会を起源としているのでYMCAを中心に、音楽部がサポートする形で、部員と相談し『FIORE』のグループ名で校内外で活動しました。

その後、介護施設・病院、教会、阪神・淡路大震災を憶えて『1・17灯の集い」、ユニセフ協会、美智子皇后(当時)ご臨席のイベント、ディズニー等演奏する機会に恵まれました。YMCAでは、1987年にファミリークリスマス、1988年・89年に国際協力基金チャリティ-コンサート、1990年に横浜YMCA専門学校合同クリスマスにて演奏しました。ハンドベル連盟の講習会の講師として、2007年から日本ハンドベル連盟の理事に加えていただき、当時の理事長であられた日野原重明先生から多くを学ばせていただく機会となりました。2008年からは港区の財団所属のハンドベルのグループで指導をする場を与えられました。

ハンドベルは独りで演奏することは困難です。「あなたが私のそばにいてくれるからいろいろなことができる」をポリシーとし、ベルを購入しグループを結成しました。故郷も住まいも、横浜も港町ということもあり、グループ名は、Port Friendsとし、基本的な三和音と三位一体を象徴としベルを並べたロゴとしました。

YMCA創立130周年の際には、会場の横浜指路教会にて演奏しました。2018年の夏にはメンバーの奉仕と、仙台YMCA・石巻広域ワイズメンズクラブ、私の小学校同期生のご協力により、東日本大震災の被災地の石巻と故郷の塩竈で演奏会を開催し、大川小学校前で追悼のチャイムを奏でました。
これからも隣人の存在に感謝の心を持ちながら、心安ぐ響きを奏でたいと思います。 

(掲載:月刊YMCA News 2021年6月)