チャレンジ見守る富士山YMCA 私の一歩踏み出す勇気が与えられた

沼津ワイズメンズクラブ
菅沼 道子さん

私は、沼津ワイズメンズクラブ(以下クラブ)に入会し、20年が経とうとしています。入会のきっかけは、沼津YMCAセンター主催のキャンプリーダーに誘われたことでした。夏のキャンプ、冬のスキーキャンプ、ボランティア活動に、数年にわたりリーダーとして参加し、クラブのメンバーとして運営にも携わるようになりました。当時は、リーダーから女性で20代の入会はめずらしく、そのような私をクラブ、富士山部では温かく見守っていただき活動を通して成長させていただきました。

私にとってYMCAの活動は、「チャレンジ」です。夢もなかった20代に「やってみたいな」「行ってみたいな」という小さな心のつぶやきを形にし、一歩を踏み出す勇気をくれた場です。先輩や仲間の存在が背中を押してくださり、小さな自分の世界が少しずつ大きくなり、経験したことが心の豊かさにつながっていきました。

とくに印象深いことは、富士山部のプロジェクトで南インドを訪問し、現地でのYMCA見学、学校訪問、施設訪問、IBC(国際兄弟クラブ)の例会に参加したことです。空気や、見るもの、食べるものすべてが衝撃でした。日本での凝り固まった自分の考え方や、わがままが恥ずかしくもありました。裸足で青空教室にてキラキラと輝いた目で勉強していた子どもたちは今どうしているだろうかと思います。その後、私は会社を引き継ぎ、仕事の面でも「チャレンジ」をすることとなりました。毎日が失敗や不安、決断と責任の連続でつぶれそうになりましたが、それでも明日はくると思いがんばりました。そのような私を見守ってくれた富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジの前にそびえたつ富士山から不思議なパワーをいつももらっています。

富士山YMCAのキャンプでは、草原を笑顔で駆け巡り、仲間たちとキャンプをしている子どもたちをたくさん見ています。子どもたちには、これから多くの「チャレンジ」をしてほしいと思います。迷った時、悩んだ時、苦しい時には、富士山YMCAでキャンプをしたことや歌ったこと、仲間と過ごした日々、そして食事(笑・富士山の食事を提供しています)を思い出してほしいです。だから「いってらっしゃい」とYMCAの地から送り出し、この地で「おかえり~」といつでも迎えたいと思います。そのようなかけがえのない場所になれたら幸いです。富士山がいつでもみんなを待ってますよ!

(掲載:月刊YMCA News 2021年5月)