チェンジ・エージェンシー YMCAは人間成長の場

すまいサポートセンター理事
横浜YMCA維持会員
長澤 勲さん

私とYMCAの出会いは、YMCA夜間英語学校で学んだことと青年成人事業のESS(English Speaking Society) クラブに参加したことからです。1966年、オーストラリア・メルボルンで開催される「アジアYMCA指導者協議会」に、日本YMCA青年代表に応募してみないかと、当時のスタッフからの推薦により代表に選出され、参加しました。

数年後、今度はYMCAスタッフとして働いてみないかと先輩スタッフから誘いがあり、スタッフとなりました。私は「YMCAとは、ひとりの人間として関りを持つことを通して、多くの人から影響を受け、交わり、変化し成長していくところ、つまり人間成長のチェンジ・エージェンシーの場」であると信じています。

私にとってチェンジ・エージェンシーとなった主なプログラムやプロジェクトは、「青葉台センターの開設」「鎌倉YMCAでの働き」「横須賀YMCAの設立」「YMCA ACTの開設」「横須賀YMCA星野富弘花の詩画展の開催」「横浜YMCAミッション・ステートメントの作成」「AIDS文化フォーラムの実施」「バンコクYMCAパヤオ・プロジェクト支援」「タイ・エイズ孤児支援」「ミャンマーYMCA医療支援」などです。関わってくださった会員の多くの皆さまが、私を成長させてくださり私の宝です。

「横浜YMCAミッション・ステートメントの作成」は、横浜YMCA創立1100周年を憶え作成されました。1990年代は、YMCAの働きが大きく問われた時でした。1994年に作成委員会が設けられ、一年かけてミッション・ステートメントは作られました。当時、YMCAの事業は、例えば水泳プログラムは、他の民間企業が実施するものとどう違うのかという問いでした。私たちは、使命を明確にすることにより、その違いをはっきり打ち出すことで、YMCAの存在意義や違いを証明しました。現在でも機会あるごとに「横浜YMCA-私たちの使命」として唱和されていることを憶えます。

YMCAのスローガンに「みつかる」「つながる」「よくなっていく」とあり、YMCAの活動や働きは、ひとりの人間として関りをもつことを通し成長する場、つまりYMCAはチェンジ・エージェンシーの場であると信じています。

(掲載:月刊YMCA News 2021年4月)