参加者の声(My Y Story) 2016年7月 周りの支えと友の声で
CPサッカー日本代表に

YMCA健康福祉専門学校
こども総合科2年
大野 僚久さん

 私は高校1年生の4月にサッカーの練習中に転倒し、1週間近く意識のない状態になりました。意識を取り戻した時には右半身のまひが残り、医師からは一生車いす生活で、サッカーをすることもできなくなるだろうと言われました。

 もう一度サッカーをしたいという思いで一生懸命リハビリに励む中、医療ソーシャルワーカー(MSW)にはたくさん相談にのってもらいました。誰もが無理だと思っていたことを目標にリハビリを続けてこられたのは、MSWが、必ず歩けるようになる、ボールを蹴られるようになろうと信じて励ましてくれたおかげだと思っています。今ではサッカーができるまで回復しました。また、事故前後の記憶が曖昧で中学の勉強からやり直さなければならなかったのですが、高校の先生たちは嫌な顔一つせず、放課後に時間を作り学習のフォローを行ってくれました。

 この経験から、私と同じように苦労している人の支援をしたいと思うようになり、YMCA健康福祉専門学校に入学しました。入学前には高校の先生と、入学後の苦労やそれをどう乗り越えていくかを何度も話し合いました。苦労は多く資格を取るには課題も多いが、夢を叶えるために共にがんばっていこうという言葉が何よりもうれしく、励みになっています。

 入学後、部活やリーダー活動に取り組む中で、夢だったCPサッカー(脳性まひ者7人制サッカー)の日本代表に挑戦してみたい気持ちが膨らみました。クラスメートや先生が励ましてくれ、一大決心をして代表選考会に挑みました。選考会はレベルが高く、初日は緊張であまり良いプレーができず心配しましたが、大好きなサッカーができる喜びをかみしめて一生懸命取り組んだ結果、代表になることができました。本当にうれしかったです。代表選抜後の平日は学校、週末は代表合宿と忙しく、授業中についうとうとしてしまうとこともありますが、クラスメートが「がんばれ!」と起こしてくれます。皆に応援してもらいながら、7月末にデンマークで行われる世界大会でのレギュラーを目指しています。

(掲載:月刊YMCA NEWS 2016年7月)

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