第2回のテーマは『人身売買』でした。私たちの生活にあまり関わりがないように思える『人身売買』、でも本当に世界のどこかの国で起こっている遠い問題ではありません。セミナーでは、恵泉女学園大学の齋藤百合子先生(人身売買禁止ネットワーク所属)をお招きし、なぜ『人身売買』という悲しい現実が起こり、存在し続けるのかどうか、またそれらに対して私たちに何ができるのかどうかという点をワークショップでの意見交換や発表を通して考えていきました。
人身売買が起こる要因では貧困や教育の機会の欠如がまず思いつきがちですが、実際にワークショップ(ランキングという手法)を実施すると、そこには様々な要因があり、それらが相互に複雑に関連しているということが見えてきました。教育を受けていても、人身売買の被害者や加害者になる可能性は十分にあることを考えさせられました。
また、『私たちができること』を探るワークショップでは、多くの参加者が身近にできることとして、『まず周囲に伝えていくこと』をあげていました。先生からは、他にも人身売買問題に対して活動を展開しているNGOやNPOに参加する、または法的整備を訴える等のアクションも視野に入れながら、今後もこの問題に対して関心を持ってほしいというお話がありました。
3時間という長いセミナーでしたが、参加者の多くが、違う地域・年代の参加者と意見を交換する機会を持てたことを大変貴重な機会であったと、アンケートの中で振り返りました。今後も多様な手法で『伝える』をキーワードにセミナーを継続していきたいと思います。(※国際・地域セミナーは次回は2008年6月に予定をしています。)
最後になりましたが、参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。