総主事挨拶

横浜YMCA総主事田口努

2017年度横浜YMCA基本聖句

苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む
(ローマの信徒への手紙5章3節−4節)

 横浜YMCAは、開港まもない横浜で、横浜海岸教会の5人の青年の祈りによって、1884年に誕生してから、本年で創立133目となります。
 その間、横浜YMCAは、イエス・キリストによって示された愛と奉仕の精神に基づき、いつの時代も社会の求める課題に向き合い平和を求め歩んできました。今、私たちの置かれている社会の状況は、少子高齢化に加え、子どもの貧困、差別や偏見から起こるいじめ、虐待、自死、不登校、格差社会などの課題がより深刻化しています。家族の形態や個人の暮らし方も多様化しており、地域社会全体で生活課題に取り組むことがますます必要とされます。また、新たな災害も後を絶ちません。さらに、世界の至るところで戦争や紛争による難民などの問題があります。
 これらの課題をYMCAに関わる人びとが、自分事として捉え、自分のできることからはじめることが重要です。2017年度も誰もが公平に132年目を迎える横浜YMCAは、社会の変化や課題に向かって共に生きる力の育成を柱とするVISION2020の達成に向けて初年度をスタートし、社会の希望の光として輝くよう、あらためて、ともし火を高く掲げて歩みます。そして、誰もが公平に将来の夢や希望を描ける平和な社会の実現を目指します。


VISION2020では次の三つの基本方針のもとに各事業、各館の中期計画を策定し、2016年度からスタートしています。

T.【次世代を担う子どもたち、青少年のために
−FOR YOUTH DEVELOPMENT−】

私たちは、人口減少社会にあっても、幼い時代から家庭や地域での豊かな人間関係が育まれ、自己肯定感の豊かな子ども達や若者を育むことが社会の基盤となると考え、次世代を担う青少年の育成の働きを強めていきます。

U.【 すべての人々の健康的な生活を育むために
−FOR HEALTHY LIVING− 】

高齢化社会になり、さらに単身世帯が増えていきますが、幼いころから高齢者までの生涯にわたっての健康づくりと人々のとのつながりを構築する生活をめざしたヘルシーリビングの働きを強めていきます。

V【人と人、人と地域がつながるために
−FOR SOCIAL RESPONSIBILITY−】

平和な世界が、安定、安心した社会を生みます。共に生きる地域社会を目指し社会の課題に応え、地球市民を育成し世界の人々をつなぎ、平和を生み出すよう世界を見つめ地域に生きる豊かな地域社会を育む働きを強めていきます。

横浜YMCA
総主事 田口 努

ページトップ